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水戸黄門に「へぇ~」 [つぶやき]

 夕方、家に帰ってテレビをつけたら、たまたま水戸黄門をやっていました(山形のテレビ・ユー)。黄門様は、なつかしの東野英治郎さん、助さんには、何と杉良太郎さん…こんなシリーズ見たことがない、と調べてみたら、杉良太郎さんが助さんをやっているのは、第1部か第2部(昭和44~46年頃)、八兵衛がいなかったので、おそらく第1部らしい…僕の生まれる前に作られていたのですね。

 舞台は江戸、助さん、角さんが捕まって縄で縛られていたり、風車の弥七が追い詰められて助さん、角さんに助けられるシーンなど、僕のイメージからは想像できないような場面が満載、しかもラストは、黄門様が綱吉将軍にお願いする、という形で、お馴染みの「この紋所が目に入らぬか!」はありませんでした。個人的には、黄門様が、自分のかわいがっていた部下に切腹を命じるシーンや東野さんの演技(特に口調)がなかなか魅力的と思いました。わずか1時間弱の短い中に、いろいろ盛り込まれていて、ドラマとしてもかなり充実している感じ(少々詰め込みすぎ)でした。

 「水戸黄門」というと、祖母が好きだったことを思い出します(私が小学生の頃、北の海、千代の富士が活躍していた)。我が家に滞在中(年に数回)は、平日4時~5時までの再放送と月曜夜8時、見ていましたので、いつの間にか僕も時代劇ファンになりました。黄門様が代わるうちに、「これ違う!」って、だんだん見なくなってしまいましたが…
 この手の時代劇の魅力は、何といっても「正義は勝つ」という安心感です。「何度見ても楽しい」、「結末を知ってはいるけれど、でも、楽しい」といった点では、いわゆる(有名な)クラシック音楽の魅力に通じるかもしれません。そういう意味では、この日は、かなり例外的でしたが、「こんな水戸黄門もあるのか~」と、新鮮に楽しむことができました。


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コメント 6

らびお

たまには、コメントを残します。日本人のこの水戸黄門的体質は前から私も思っていた事でした。いつまで経っても名曲にしがみつき、名演と言われるLPやCDから離れられない。新しい曲や他の演奏は、怖くて聴けない、認めたがらないなど。(クラシック音楽が過去の遺産で食いつないでいるのも)国民の3パーセントしか愛好者がいないなど、日本の文化と言えるにはほど遠い結果になっています。正義が絶対勝つという安心感が、日本人にはあっているのでしょうね。自分が知っている曲を自分の知っている道筋で行くことを確認したいだけなのですから・・・・。
by らびお (2005-08-13 12:01) 

yamamoto

水を差すようですみませんが,私は「水戸黄門道徳ポルノ説」というのを唱えています.トラックバックを付けます.
by yamamoto (2005-08-13 20:37) 

noza

> らびおさん
 はじめまして。いろいろお考えのことと推察します。私が水戸黄門にはまっていた小さい頃を思い返してみますと、(一見矛盾するようですが)、本来「結末は分かっている」にも関わらず、毎回、ドキドキしていたのを今でも覚えています。やはりドキドキさせる何かがあった(あるいは、自分が相当、小心者だった…)のだと思います。同じ結末なのに、いつも、まんまとのせられて(だまされて?)、楽しんでおりました。私は、かなり単純な人間なのですね…

> yamamotoさん
 はじめまして。深く考えておられるのですね。私は想像もしていませんでした。恐らく、作った人たちもそんなことは考えていなかったのでないかと思いますが…音楽、映画、ドラマなどで、インパクトが強かったり、人気のあるものは、思わぬ副作用があったり、逆に、政治や宗教、その他が、その効果を利用してしまったり、一人歩きしてしまったり…考えさせられます。
by noza (2005-08-14 08:32) 

yamamoto

> 恐らく、作った人たちもそんなことは考えていなかったのでないかと思いますが・・・
いや、どうもそうでもないらしく、私のブログに次のようなコメントがあります。
by yamamoto (2005-08-15 01:06) 

yamamoto

> 「水戸黄門」のスポンサー企業には番組内容をチェックしている人がいて、その場合の方針としては「教育勅語の精神」に則っるということであるそうなのであった。
> 「番組内容をチェックしている人」どころかスポンサー企業の宣伝部長が製作してたようだ。
by yamamoto (2005-08-15 01:07) 

おみこしワッショイ

「ワッショイ、ワッショイ、そいや!、そいや!、ワ~ッショイ、そいや!、そいや!。」「だんなさん突然すまね~、邪魔するよ~。」「あのな、黄門様は全~部分かってらっしゃるのよ、善悪がよ。」「すっきりするぜ、世の中はよ~、こうでなくっちゃ~」「そうよな~、そう貞亨二年だったよな、一番苦労なさったのは」「それにくらべ今の政はよ~悲しくなるぜ!」「いやいや、お茶はいらね~よ、すまね~」「お前さん、蕎麦が打てるんだって、そーかい」「技は大事だもんな、じゃましたな!」「あのな、今夜もエレキ箱であれやってるぜ!」そいや、そいや、そいや、・・・、・・・。
by おみこしワッショイ (2005-08-17 17:37)
by おみこしワッショイ (2005-08-17 18:03) 

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